
武装少女マキャヴェリズム 原作黒神遊夜 作画神崎かるな
ジャンプコミックスをAmazonで注文していたら、オススメの中に表示されてきたこの1巻の表紙が気になって、
あらすじとか調べてみたら「ほほう…」とか思ってしまって、既刊3巻を一気買いしてしまいました
武装錬金…
じゃなかった
『武装少女マキャヴェリズム』です
舞台はお嬢様学校を元とする共学校
しかし、女子たちは護身の名目で全員が武装しており、男子たちは女子との「共生」の名のもとに、男を捨てて生活することを
「強制」される
「天下五剣」と呼ばれて学校に君臨する5人の少女たちの前に、新たな「共生」対象として主人公が転校してきた…
というのが物語の始まり
まあこれだけ聞くと、ああまた女の子多めのドタバタマンガかと思うんですけども
その通りなんですよ
例に漏れず、主人公は五剣の少女たちと1人ずつ仲良くなっていくことでその存在感を校内に示し始めることになります
しかしこの作品がその他大勢の作品と違っているのは、その過程における描写が色んな意味で割りとガチなこと
これは、この作品の魅力として特筆すべき要素とも重なるものでありますが
バトル・ラブコメ・サービスシーン
鉄板となるこの3つがそれぞれ非常に高いレベルで絡み合っているのです
バトルシーンは、各種の薀蓄も交えたハッタリ充分のインパクトと緊張感を持っていて
ラブコメシーンは、わかりやすくツンデレな1人目の五剣少女だったり、レイピアを使うフランス育ちの少女も加わって
三角関係のようになってみたり


サービスシーンは、女湯で全裸の五剣少女と戦ってみたり

その他、コミックスのカバー裏は必ず表紙の少女の服が破れており、作者の志が非常に高いことが窺えます
しかしもう1つ作品の魅力を付け加えるとするならば
主人公ノムラの性格にあるでしょう
往々にしてこの手のヒロインたち激強で男の数が少数な作品では、主人公の戦闘力は低い方であり
むしろ知恵を駆使することで彼女たちのサポートをして、それでいて性格の方はどちらかといえば内向的みたいなパターンが常道ですが
この作品の場合、 むしろその逆をいってるんですね
主人公ノムラは1話目の1コマ目こそありえない顔芸を見せてくれていますが、その後は
強気の返事や目線のフェイクを交えた自信にあふれる振る舞いをしており、その実力は最初のバトルで十二分に示されることになります
つまり、どこかで見たことのあるような難聴系とか単なるひ弱系な奴ではなく
確かな実力と存在感を持った男として主人公が描かれているんですね
それが何を生んでいるかといえば、そりゃあ五剣の彼女たちも落ちるわ…という納得感とあきらめ感
そして、こいつはどんな風になってもきっと大丈夫なんだろうという信頼感ですよ
だから、こいつの行く先を追いかけてみたくなる
こういう奴が親友だったら面白いだろうなあとか思ってしまうんですね
そうしてハマってしまった結果、すっかり次巻が待ち遠しいと思うようになってしまいました
amazonのオススメ侮りがたし
試し読みこちらからどうぞ
『武装少女マキャヴェリズム』神崎かるな・黒神遊夜 | 角川書店 | KADOKAWA
ではrexelさんを信じて「未読のまま」買うとしますかw