社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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美しいエンディングだった先生編 ぼくたちは勉強ができない第21巻




僕たちは勉強ができない 第21巻


読みました…

首を長くして待っていた期待に充分応えてくれる内容でした…


いや、もちろん本誌の方で1回読んでいるんですけどもね
こうして一つづきに読んでいくと、ぶつ切りで読んでいた本誌とはまた違った感覚がありますね


透明な青を基調として彩られた真冬先生を描いた表紙はなかなかに美しく仕上がっております

氷をモチーフとした背景と衣装、チョーカーに瞳の色、果ては作品名のロゴから作者名まで青系で統一されている中に
淡く流れる赤い髪が存在感を放つ

こーれは非常に凝ってますね

そして、それら赤と青をつなぐ色としての紫で示される「21 [x]=薄氷の女王編」というタイトルコール

うむ
実に美しい


それに真冬先生の纏うこの衣装、フィギュアスケート本番におけるドレスだとばかり思っていましたが
よく考えるとウエディングドレスを意識したものでもあるんでしょうか

フィギュアの衣装としてはスカートの丈が長いような気がする…とかちょっと思ったりして


だってねえ
5つのifの中で、結婚式が描かれたのは真冬先生だけですからね

告白からプロポーズまで描かれたルートはあれど、実際に式を挙げるところまで行ったのは真冬先生のみ
これは、学生ばかりのヒロインたちの中にあって、真冬先生が大人の女性という性質を持って登場してきたヒロインであるからでしょう
私生活は全く大人の女性に程遠いというツッコミは禁止


さて、実際の本編の流れとしては、いかにして真冬先生が成幸に惹かれていき、そして結ばれるのかという展開になっておりました
最初から好きがMAXだったうるかとは逆ですね

いや、惹かれていき、っていうのはちょっと違うか
惹かれていたことをどうやって自覚するようになるか、といった方が近いですかね

それでいくと、あの文化祭のエピソードは非常に上手くできていたと思います

これまでの真冬先生とのイベントにおいては、「失われた青春の再体験」というテーマがありましたが
教師の立場でそれをやるにあたっては、この内容はかなり巧妙にできていたと言えるでしょう

各出し物に対して、教師の役目としての見回りという建前で助っ人に入りまくる
出し物が上手くいくように補助するのも教師の役割でしょうから、発想として無理がありません

しかしその助っ人こそは、クラス一丸となって1つのことをやり遂げようとする青春時代につながるものであるというのもキレイな展開です

ただしそれだけなら「まあ良く出来てる」くらいで済んでしまったところ、かつての同級生たちまで登場させてくるという

いくら擬似的にそういう雰囲気を作ったとしても、やはり年の差は年の差として存在し、どこまでいっても教師と生徒であるという関係は変わらない
それを見越して、本当のクラスメイトたちを呼んでおくというのはお見事な采配でした

真冬先生のイベントに共通する「失われた青春の再体験」というテーマ
これをもう少し広く言い換えると、「過去の克服」という形になるでしょう

かつての教え子であるピアニスト日野さんが登場した時もそうだったように、真冬先生が「氷の女王」と呼ばれるようになったのは
すべて過去の失敗とそれへの後悔が原因となっていました

未来を目指して今を生きようとしていた学生のヒロインたちと異なり、大人の女性として登場した真冬先生にはまず過去が存在し、
それをどうにかしないことには未来につながらなかったわけです

そこに登場してきた本当のクライスメイトたちと、タイムカプセル

ぼっち孤独だったかつての真冬先生は、もちろんそれに参加していません
が、まさかの全員からの寄せ書きノートが一緒に入っているというのは、いい落とし方でした

いやこんないい奴らおらんやろ…
っていうくらいの優しい展開でしたね

こんなクラスばっかりだったらいじめとか絶対ないわなーって断言できるくらいですよ
でもこんないい奴らを前にしても、当時の真冬先生は臆病だったんだなというのがとても悲しい

それでも実は周りからこんなふうに思われていました、というのを明確にした寄せ書きノート

自分が勝手に怖がっていただけだったことを知り、さらに当時はおろか今でさえも自分と話したがっているクラスメイトたちを前にして、
ようやく真冬先生は失われた青春のかけらを取り戻したと言えるのでしょう

そこに大きな大きな役割を果たした成幸という男

「俺が親父なら、あなたをひとりにするようなタイムカプセルは埋めません」
そんなかっこいいことを言ってるわけじゃないのに、なかなかの決め台詞になっています

おかげで俺までキュンとしちゃいましたよ


こうしてついに真冬先生が気持ちを自覚してからは、展開が早くなりました
1巻に1ルートという制限があるんですから仕方ないといえば仕方ないところです

告白のシーンでは、定番の演出が入っていましたね
一般の固有名詞と相手の名前と、つぶやきの意味がどちらかわからないというアレです

成幸としてはどちらの意味だったのかは本人しかわかりませんが、
真冬先生の方はどちらとして受け取ったんでしょうかね

あるいは自分の名前の方だと勝手に決めることで、想いを告げるひと押しにしたとか
そういう解釈もありな気がします

まあどっちでもいいことですね

あなたと一緒なら間違ってもいい
そう思えたことがこの気持ちの素晴らしいところなのだから

勉強をテーマとし、試験という関門がある本作において、
「間違ってもいい」というのは実は大きな意味がありそうな表現です

特に真冬先生は、その間違いを許そうとせず、才能をもとに「間違わない道」へと生徒を導こうとしていた人です
かつての自分の間違いと同じことを生徒にさせないために、氷っていると言われるほど厳しいことを言い続けてきた人が
「この人となら間違ってもいい」と思える相手と出会えた

乗り越えた過去の行き先としてとってもキレイですね

そういえばどっかで聞いたことがあります
この人と一緒に幸せになりたい、ではなく
この人と一緒なら不幸になってもいい、と思える相手と結婚しろ、とかなんとか

つまり、そういうことですね


で、結婚式

先述したように、各ルートの中で実際に結婚式を上げる場面があるのは真冬先生のみです

それは、5つのルートの大トリとしての演出の意味もあったでしょうし、
同じく先述したように真冬先生のヒロインとしての属性に因るところもあるでしょう

だってヴェールとバージンロードの説明がね
過去を乗り越えて現在に至り、そして未来に向かおうとするっていうここまでの真冬先生のルート展開そのまんまですからね

もちろん説明されている内容自体は単に一般的なものではあるんですが、
ここではそんなふうに見たほうが物語として美しいように思えます

そんでその美しさに拍車をかけてくれるのが「平行線」の話ですよ

いやまじでこれは見事

登場初期の真冬先生と語らう中で登場したこの比喩は、フローリングの線と合わせた作画表現が秀逸なものでしたが
ルートの結末でこう持ってくるとは思ってもみませんでした

並んで、同じ方向を向いて、歩幅を合わせて進んでいく

平行線には、交わらないが常に隣り合っているという性質を持つ平行線
それをこんな形で回収してくるとは本当にキレイな展開です

まあこのあと2人はまぐわって…いや交わってしまうんでしょうけども


そして締めはもちろん真冬先生の史上最高の笑顔で

氷と呼ばれた女性が見せる温かな笑顔を「雪解け」と表現するのもなかなかにオサレです
つまり「春が来た」ってことですよね

ほんまやるやんけ筒井先生


もういろいろとまじでお見事です


筒井先生
いいもん見さしてもらいました…

ありがとうございました




 




2020年週刊少年ジャンプ36・37合併号簡易感想

Amazonマイストアのですね
「趣味・実用」って項目に、なぜかいつも『高木さん』が表示されてくるんですよ
どうやって実用しろというんでしょうか
そして俺はAmazonにどんなふうに思われているんでしょうか


ヒロイン全員集合水着ポスター


アンケートの選択項目になかったので選べなかったのですが、真の1位がこれであることは間違いないでしょう

まさか本当に矢吹先生の描いたヒロイン全員集合が見られるとは、感無量の極みです
厳密には2人ほど男子が混じっていますが、 それでも嬉しいですね

惜しむらくは、小さいとはいえ先週の予告ですでに中身が明かされていたことと、
背景がなんかダサいような気がすること、そして半分くらい誰かわからなかったことでしょうか

感想記事をなかなか書けなくなってから、ジャンプヒロインに対する関心がこんなにも薄れていたとは
自分でも衝撃でした
これが年か

ぱっとわからなかったのは、特に真ん中風子ちゃんの奥の方にいるヒロインたち
ロボ子はともかくとして、そのちょうど前の金髪っ娘と隣の銀髪男子、そんで一番うしろの活発そうな娘とか
最初は全然わからなかったですよ

まつりの隣にいる巨乳ちゃんも「こんな正統派いたっけ…?」とか思った始末
杖持ってる赤リボンちゃんは名前が出てこないし、麦わら帽かぶってるのはマキマさんだよなと自信がありません

どうしてこうなった


でもそれよりさらに衝撃だったのが、真冬先生の登場でした

まさかね
ジャンプのラブコメでマルチエンディングやってる中のヒロインから
1人で選抜されて出てくるとはね

どうせ理珠と文乃の2人だろーなとか思ってたところ、真冬先生とは
さすがマルチエンドのトリを飾る真のヒロインなのである

あともう1個気になったのは、全体の構図
今までの全員集合は、だいたい画面全体に所狭しと
ヒロインたちがぎゅうぎゅうになってたような印象があるんですが

今回の矢吹先生版は何かやたらと背景部分が見えているような気がします

あれかな
さすがの矢吹先生も製作時間が足りなかったのかな


ぼくたちは勉強ができない


で、そのマルチエンディングやってる作品の話なんですけども

ぶっちゃけますと先生編を正座して待っております

いや、それぞれのルートにそれぞれ見どころがあったのはわかっちゃいますが
それでも本作における俺の推しはどうやら先生のようなので


といって、今の展開自体には多少の違和感がないこともありません

ジャンプラブコメでのマルチエンドというパターンは非常に珍しく、
その試みを許した編集部も企図した筒井先生もなかなかのものだと思っていますが
今のところ試みを評価するまでで止まっております

やはり、そのヒロインのルートに至った必然さが弱くなるというか
そんな感じがするんですね

マルチエンドっつってルート名を先に明かすわけですから、
「そういうもの」といえばそういうものなんでしょうけども

やはり、最初のルートとしてまるで正史のように見えるうるかルートと比べると
どうしても印象が弱くなるのは否めません

単純にそれぞれの推しヒロインのルートを楽しめや、と言われればそれまでなんですが
物語全体の構成とか仕上がりとかまで踏まえたい俺からすると、そうばっさりとは割り切れないというか

うるかは告白しなかった、とか
センター試験で怪我をしたのは文乃だった、とか
筒井先生の方もそのルートに行く必然性を一応は描こうとされていたようですが

今週の先輩編はものすごく唐突でしたね
いや今から描かれるのかもしれませんけど、ページめくったら「数年後」っつって
離島に赴任してきました、は「お、おう…」となりましたよ

受験生のラブコメをあんだけ描いてきといて、突然勤務先とか言われたらそりゃ驚きますって

すでにルートを終えてしまった3人娘とは、大学生の間なんもなかったんかいって
普通にポカーンとしてしまいました

いや先輩ルートなんですから何もないのは当たり前なんですけどもね
次回以降ちょっとくらい触れられるのかもしれませんけども

ていうか成幸が教師になってからの展開は真冬先生ルートの時にやるんじゃなかったのかよ
真冬先生とイチャコラするには、教員免許を得た成幸が母校に務めることになるってところから
話が始まるもんだとばかり思っていたんですけども

在学中はもちろん大学生になっても、元生徒相手じゃ何かバツが悪そうですから
教師になってからの話だろうなって思っていたというのに

先輩編は大学生の時の話として、医大生となった先輩相手に
治療とか診察とかの勉強を手伝いながら仲が進展していく感じかなと思っていたのに

ここでもう成幸教師になりましたってやっちゃったら、真冬先生の時どうするんですかやだー
女医さんよりも女教師のほうが好きだー


…すみません、取り乱しました


とりあえず、わたくしは先生編を楽しみにしております


アクタージュ act-age


この作品もいい感じに面白くなってきていますねえ

実は前章の羅刹女編の時にですね
デスアイランド編を読み返したくなってコミックス買っちゃったんですよ

その上で舞台のそれぞれの本番を読んだらますます盛り上がりましてねえ

すべての経験を糧と実力にして成長していく主人公の姿には
メソッド演技とか関係なく人生の理想のような印象まで抱いてしまって

主役の顔を一切映さない黒山監督の映画もいい感じに前衛的で
それを超えたものを撮るという野望とか、「いつ私で撮ってくれるの」ってセリフとか
興奮する要素てんこ盛りだなって思いながら読んでいましたよ



なのにどうしてこうなった

もう何も言えねえ…


破壊神マグちゃん


前回の記事では触れてなかったんですけども
特に他意はありません

何となく書けなかったのでスルーしていただけです


本作もまた、ジャンプの中にあっては異質さを持っているんですよね

ジャンプ漫画でこんなまともな日常系は珍しいように思えるからです

コメディと言うよりギャグを基本とした形でのゆるゆるな作品は今までにもありましたが
本作の場合はコメディの範疇にとどまりつつ、ゆるふわな日常を描いていくという
非常にジャンプらしからぬ内容

磯兵衛のようにぐだぐだなギャグでもなく、マサルさんのように謎の意味不明さを醸し出すでもなく
スケットダンスや左門くんのようにたまにシリアスを挟むでもなく

むしろシリアスさとか真面目さを格下げすることでテンションのズレを生じさせるというコメディの手法

主人公の少女が「至って普通の善良な人」であることで、普通の日常系を成立させているんですね

彼女には特に野心や目標のようなものはありません
とりあえず普通に生きているだけで、たとえギャグでも今までのジャンプ主人公が持っていたような
野望とか信念とか目的とか使命とか、見栄とか虚勢もありません

全然ジャンプっぽくないですね

だからって面白くないとは言いません
真面目さの格の下げ方は非常に上手なので、コメディとしてはとっても優れていると思います

ただジャンップっぽくないので感想は書きにくいなあと


 




このところのジャンプ感想

またよくわからない記事タイトルになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか

書きたい書きたいとは思いつつ、ずっと先延ばしになっていて申し訳
今回は、最近の新連載作品をメインに、その印象をちょっくら更新



あやかしトライアングル


ToLOVEるで伝説を作った矢吹先生が、まさか週刊のジャンプに帰ってきてくれるとは思っていませんでした

原作なしというのを見て一抹の不安を抱いていましたが、今のところ杞憂の様子
実に手堅く話が展開しているようです

つって、最初の印象は何か夏目友人帳っぽいなってことだったんですけども

妖怪が見えるとか見えないとかの特性に、祓い屋さんがいて、猫姿の大妖怪
中核を形成している要素を抜き出してみたら、とっても夏目友人帳っぽいです

そこに、少年誌よろしくヒロインが何やら特別な資質を持っていたり、主人公と幼馴染だったり、
ラブコメを展開できるような構成になっているのはジャンプだからなのでしょう

つまり、夏目友人帳をジャンプっぽく描こうとするとこういう感じになるわけですね


さらにそれを矢吹先生が描くと、TS百合になると


なんでやねん(;^ω^)

少年誌でTSの上に百合展開とか、矢吹先生は小中学生にどんな覚醒を期待しているんでしょうか
男感覚で肌さらしをさほど気にしない主人公と、ムッツリなヒロインとかどんな組み合わせだよ


1話の序盤から、「まつり」って主人公の名前が何となく主人公っぽくないなとは思ったんですよね
どっちかというと女の子寄りの名前のような気がしていたんです

そんで読み進めてみたら、まさかの案の定ですよ

TSが苦手な俺はどんなふうにこの作品を楽しんでいけばいいのでしょうか
割と困っております


「いろんな三角関係を出していきたい」と目次コメントにありますが…
単なる恋模様の三角形にとどまらないような気がしております


灼熱のニライカナイ


こちらも懐かしい方となる田村隆平先生の新作

そういやこの人の前作もTSだったような…

しかし今作は、ハードボイルドを装った「何でもあり」ということで
非常に田村先生らしい仕上がりになっております

田村先生らしいというかべるぜバブっぽいというか
ある意味作家としての芯が通っていると言えるんですかね

正体不明の無邪気なマスコットキャラとその保護者がいて、
常識人を気取る主人公がわけのわからないことに巻き込まれていく…という

いやでも、そういうのは話作りのパターンの1つなんですかね
フィクションラインはガバガバのゆるゆるで、そのうち魔法使う奴が出てきてもおかしくない展開です

でもニライカナイってフレーズは、田村先生の過去作品にもあったんですよね
ひょっとしたらそれを思いっきり練り直したのが本作だったりするんでしょうか


とりあえず、ボタンを弾けさせるヒロインが超かわいいので応援しております
しかもそれに慣れてるのが特にいいですね

これからもどんどん弾けてほしいと切に願います


アンデッドアンラック


今わりと気に入っているのがこの作品

不死からくるアンディの豪快さ、豪胆さが見事に主人公らしいカッコよさに繋がっていて、
そしてそのカッコよさを元にしてヒロイン風子ちゃんに超ストレートにアプローチしてるのがもう何というか

キャラデザは別にしてすごくイケメンです

主人公のカッコよさと展開の熱さと、同類の能力を持った組織に敵対集団

ここ最近の新連載作品の中ではかなり少年漫画してると思いますよね

新章も盛り上がってきたところですし、このまま看板になってってほしいですなあ

ときに、死ねば能力は他人に移るとか言ってましたが
じゃあ「不死」の否定能力はどうやったら移るんでしょうねえ


僕とロボコ


時々代原として見かけていた方が、とうとう新連載にこぎつけた…という作品

個人的には心配しかなかったんですが、蓋を開けてみたらまあまあちゃんと仕上がっていて安堵したのが正直な印象です

あざとい仕草を見せながら、見てくれはしっかりかわいいメイドロボ
某ジャイアンのようないじめっ子かと思いきや、絶妙に優しかったりとか

読む上での不快感を減らそうという姿勢が窺えます

その上で、肝心のロボコはいつものこの人のメインキャラと同じ顔をしていながら
アホさがありえない方向に行ってることでちゃんと笑える出来になっています


「鬼殺の剣」は超吹きましたよw

これは反則(;^ω^)
ていうか編集部よく許可したなww


とはいえ、全体としては低年齢向けのギャグが基本のようですから
早いうちに最強ジャンプに移籍とかそんな可能性があるでしょうか

磯兵衛みたいな巻末指定席を期待するのは難しいかもしれませんね



ボーンコレクション


これねえ…
読み切りのときは割とよかったような記憶があるんですが、いざ連載してみたら何か物足りない感じがしますね

いや、たぶん原因はわかってるんです
しかしそれは、この作者のせいではないだろうと思うのがさらに切ないというか


ぶっちゃけると矢吹先生のせいです


『あやかしトライアングル』の完全なる下位互換になっちゃってるんですよこの作品

主人公とヒロインがちょいエロしながら妖怪退治していく、ってあたりが
どうも矢吹先生と要素被りまくった感じになってるんです

こんなもん連載デビューの新人さんが矢吹先生の超画力とこだわりに勝てるわけがないですよ

ヒロインの胸触ったまま過ごしてろとか言われても、矢吹先生の描くパンチラのほうが遥かにエロいのです
そうなったらあとは、画力の拙さがどんどん目立ってしまうわけで…

これはこの作品に矢吹先生を重ねてきた編集部が悪いと思います


タイムパラドックスゴーストライター


一番の問題児がこいつですね

読んでてひたすら疲れるのです

この作画の人の画力は悪くないのに、本作といい東京湾といい何で変なのばっかり描かされてるんでしょう


俺の一番の疑問は、「なぜ盗作である必要があったのか」という点なんですよ

そのおかげで、盗作で連載する主人公を正当化するためにかなりの労力とページ数を使ってしまっています

それでも盗作という事実は今後ずっと展開に対する枷のようについてまわる要素となることは間違いなくて
わずかでもその事実を忘れたような描写があった際には、烈火の如く非難が巻き起こるのは明白で

どうして最初の設定からそんなマイナスを背負う必要があったのかがさっぱりわかりません

盗作で、でもそれで主人公が勝たないと本来の作者であるヒロインが死ぬとか
何じゃそら

没入を妨げる要素ばっかり配置されていて、気持ちよく読んでいくことが全く出来ないですよ

本当に何でこんな設定と構成にしたんだ


 




約3か月分のジャンプ感想

何だこの記事タイトルは…
でも他に思いつかねえ


最近のジャンプ感想とかっていうタイトルつけるさえも違和感があるくらい間空いてしまいました

正月休みにようやく3か月分のジャンプ読めたので、やっと世間に追いついた感があります

読む時間がまったくなかったわけではありませんが、どうしても腰が上がらなくなっていたというのが正直なところで
どうしてなんでしょうね


ともあれ、書けた感想だけちょっくら



鬼滅の刃


この最終決戦編に入ってから、もうずっと重たい展開が続いてますなあ…
もとから死亡フラグ立ててたしのぶさんの殉職でも衝撃だったのに、時透から玄弥までいなくなってしまうとは

珠世さんも…
おそらくは、この決戦で命を捨てる覚悟というのはある意味柱たちよりも強く持ってたんだろうとは思いますが
あそこまでやっても鬼舞辻は生き延びたというのがね

多少なり弱体化はしてるんでしょうから、全くの無駄ではないと思いたいところです

とか思ってたら使い魔猫がもう一手やってくれるとは
どこまでも先を見据えた人です、珠世さん

して、蜜璃ちゃんにはその薬届いてるんですかどうなんですか


そんで、同じく鬼舞辻の毒を食らってしまった主人公の方は…
禰豆子ちゃんが間に合えば鬼の毒だけを焼くあの能力で何とかなるのかもしれませんが
いかんせん、場所は遠そうです

何より、禰豆子ちゃんが自らこの場に来るということは、鬼舞辻にとっては願ったり叶ったりなことでもあるわけで

禰豆子ちゃんの接近に鬼舞辻が気づいたりしたら、あえてこの場にもうちょっと留まっておこうって思うかもしれません
どうせ柱たちはそのうち死ぬからと

勝手に向こうの方から来てくれるのなら、適当に相手しながら待つのもありかと
何なら瀕死の柱と炭治郎は人質としても使えるだろうと

鬼舞辻なら…
もといワニ先生ならそのくらいの展開は普通にありえそうです

日の出間際になって禰豆子ちゃんが到着して、どっちも切羽詰まった段階でさらに場が混乱する感じになるでしょうか

そこに、日の呼吸の何やかんやで復活した炭治郎がオリジナル十三番目の型で一閃!みたいな
日の呼吸十三番目の型ってのは実は使い手それぞれが独自に編み出すものだった、みたいな

…っていうのは安直でしょうか


アクタージュ act-age


今超面白いと思ってるのがこの作品です
羅刹女編が始まった当初は、ほうほうそういう感じで描いていくのね、って冷静に読めてた部分もあったんですが

舞台当日が近づくにつれて上がっていく作中のボルテージと、役者たちの温度とがえらいことになってきて、
本番が始まってからはもう「やっべこれ来週どうすんのまじで」ってばかり思って読んでます


役者としての景と、個人としての景
生き様と感情が舞台上で追い風にも向かい風にもなっている様子が、綱渡りの緊張感を出しまくっていて
本当にこっちまで舞台を見ているかのよう

子供客の反応をわかりやすい指標にすることで読者の印象もそちらに誘導しつつ、
芝居の裏で役者がどんな気持ちになっているのかを示してくれる構成が非常に上手いです

こんなに主人公の中心に迫っていく話になるとは思ってなかったですよ
千世子ちゃんも今後の芸能人生全賭けで臨んでるし…

そのシリーズや戦闘とかにおけるキャラの「BET」の大きさが、あればあるほど物語は盛り上がりますが
作者側としてはケリの付け方が難しくなるという側面があります

火ノ丸相撲がまさにそんな展開の連続だったんですけども、この羅刹女編は
サイド甲乙でそれぞれ賭けてるものがだいぶでかいですね

主人公の本質と中核に迫り出してきた舞台の終幕をどんなふうに描いてくれるのか、めっちゃ気になっております


それにしても、サイド甲がこんなに長くなるんじゃ、乙の方も同じくらいかかるんでしょうか
羅刹女って作品の紹介も兼ねないといけないから長くなってしまう面があるのはわかるんですけども

景の方でこんなにインパクトでかくしちゃって、千世子ちゃんが同じ話演じる時どうなんのって
普通に心配になってしまいます

表紙巻頭カラーのときの見開きポスターとかものっそい迫力ある仕上がりになってましたけど

想像するに、景の方は話の作者がそのまま演出もやってるってのがあるんでしょうね
だから羅刹女って作品自体に沿った流れでの芝居になっていると考えられます

羅刹女とは自分のことだったっていう回想は、まさにそれを表したものですし


とすると、それに対して黒山監督が演出を手掛ける千世子ちゃんの方は
全く異なる作品解釈で演じてくると考えるのが自然な想像でしょう

具体的にどんな解釈になるのかは全然わかりませんが

怒りや嫉妬という感情の鍵は共通しているだけに、それをどう解釈してくるか
黒山監督の腕の見せ所ですね

そして同時に、その解釈を作者山野上がどう思うかというのも重要で

自分自身を模して描いた作品を、おそらくは思いも寄らないだろう解釈で演じられた時
どういう反応を見せるのか

そこもまた千世子ちゃん側の舞台におけるポイントの1つと言えるでしょうね


ぼくたちは勉強ができない


何やらアニメの方では大騒ぎになってるみたいですね
まだ見れてない俺には関係ないと思いつつ、騒ぎの詳細を見てみたら結末に関わる内容で驚愕しました

いいんかアニメそんなの…


しかしずいぶん早い展開で進んでいる気がしますね
もう受験まで終わっちゃって、合格までしちゃいましたとは

合格と分かった時の真冬先生がひたすらに可愛すぎました
そして貰い泣きしました


で、アニメの方で大騒ぎになってる中、原作の方でもうるかが自然に告白した、と

勉強しながらラブコメ、というのがこのマンガの主軸だったわけですが
受験に合格してもう勉強しなくて良くなったとなれば、あと残るは単純にラブコメ部分だけです

そう考えるとここでヒロインの1人が行動に出るというのは当然の展開なんですが
それをうるかでやってくるとは

しかもバレンタイン関係でものすごい「ズキューン」ってさせてからの告白ですからね
そりゃあインパクト強すぎてこのままエンディングか!?って思っちゃいますね

以前告白に対する捉え方を記事にしたことがありましたが、今回の告白は
本作があの時描いたものとは全く異なるシーンです

ゲーム感覚だったあの時とは違って、今回の告白は帰宅途中の突然の告白でした
おそらくは成幸の家路を待ち伏せての計画的な告白

普通の会話の中で、普通の流れから、突然に告げられる気持ち

そこにはムードも雰囲気も何もありません
いや、夕焼けをバックに、みたいなのはあるかもしれませんがそれは作劇の演出上のこととして受け止めるとしたら
やっぱり何もないわけです

うるかにとっては、「成幸の受験が無事終わった」というその事実こそが何より重要だったわけですから
当然のことでしょう

だから、とにかく「言う」ことが最優先だった

愛してるゲームで「よし言うよ」「よし言うぞ」と意を決するのとは全く異なり、
何の躊躇も迷いもなく口にする本心

141話のラスト4ページはあの愛してるゲームの回と完全に正反対をいっていました

そして、これは『ゆらぎ荘』の方で描かれた部分ではありましたが
告白がそのまま終わりに繋がるわけではないということ

これまで本作では、主人公である成幸に明確な想い人を描いてはきませんでした
それはすなわち、ここでのうるかの告白にイエスともノーとも答えられないことを意味します

代わりにどうなるかというと、「主人公がヒロインそれぞれに対する自分の気持ちを考える」展開ですね

好きと言われたからじゃあ付き合う、では今までさんざん誠実な主人公の性格を描いてきておいてあんまりな流れですから
じゃあ自分は彼女をどう思っているのか、という部分が描かれなければ誰とのエンディングを迎えるにしても納得感が薄れることになります

結末への納得感の薄さこそは、こうしたラブコメにおいては最も恐れるべき要素であるわけで

だから、うるかともう1度話をしようとした成幸が「いや話って何を話すの俺?」となったことは必然的なのですね

ここからうるかだけでなく、リズや文乃に対しても同じことを成幸は考えなければならなくなるでしょう

その気持ちや感情の深い部分をどのように描いてくれるのか
筒井先生の手腕に期待しています


ゆらぎ荘の幽奈さん


そして、こっちも告白しちゃいましたね…

3か月分を少しずつ読んでいくのに、ゆらぎ荘は「頭が悪い」が褒め言葉になる展開ばっかりやってるなあと
思っていたんですが、油断すると狭霧とのデート回とかマジなやつを挟んでくるんですよね

そしたら今回は千紗希ちゃんが、告っちゃいました

しかも、そんなつもりなんて全く無かったのに、焦りと嫉妬が渦巻く中で勢い余ってしまったという告白
最初からそのつもりだったうるかとは違って、言った直後に後悔すらしてしまう告白

主人公の側からしたらどちらも突然であったことは間違いありませんが、言ったヒロインの方の気持ちは正反対ですね

「告白」がすなわち終わりではないことは、本作ではすでに示されていますが
当の千紗希ちゃんにとってはもう「終わった」と感じるに充分だったでしょう

もやもやした気持ちの状態で、半ば八つ当たりのような態度を見せながらの告白だったわけですからね
いや、告白と言っていいものなのかどうか
単なる本音の吐露と言うべきでしょうか

能力者ばっかりのメインキャラたちの中で、唯一「普通の女の子」である千紗希ちゃん(最近は霊力持っちゃいましたけども)
彼女の恋心をどこにどう落とし込むのか、普段はアホな話ばかり描いたりするミウラ先生ですが
実はその辺の心理描写が上手いことは今までの物語でよくわかりますから、期待しておきましょう



 




コメント返信 予定地

またしても1か月まるまるあいてしまった…

8月いっぱいで終わるはずだった担当業務が
9月末まで延期されてしまいました

下手したら再延期もあり得るかもしれない…

おかげで、またジャンプ3週分読めてないし
SQも2回分読めてないし


アニメのアストラが超おもしれえとか
鬼滅のアニメ19話は超神回だったとか
そんなことくらいしか今は書けない…


予定地とか作ったくせに全然返信ができていなくてすみません


--
記事の更新もですがコメントの返信もさっぱりできておりませんので、返信用記事予定地です

溜めすぎて、一気に返信を書けないのでここに随時返信を書いていきます

とりあえずまずは予定地の設置のみ

 




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Author:rexel
ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

今一番の推しは鬼滅の刃。次いでワートリ。

ジャンプヒロインズは俺の心のオアシスです。
中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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