社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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左門くんはサモナーの本格シリアスが割と上手かったと思った2016年週刊少年ジャンプ52号感想その2

2016年週刊少年ジャンプ52号感想その2

潔子さん回だったハイキュー!!の感想も書きたいと思ったけど結局書けませんでした


・新連載 オレゴラッソ
・食戟のソーマ
・左門くんはサモナー
・みんなのこち亀



新連載 オレゴラッソ 馬上鷹将

トレジャー出身の人ですね

受賞作はこちらから見れます
地味な描写が光らせる人間の感情… 『勇者エグモント』 馬上鷹将

心情の描写に結構向いてる人なのかなという印象を抱いていて、次の作品を楽しみにしていますなんて言ってたんですけども
NEXTや本誌に載ってきた読み切りでは今いちそれが発揮されていないように思っていました

本誌の読み切りの方に対しては、割りと評価する向きもあったようですが…


で、それらの読み切りとは全く異なる作品での新連載となったのは、ジャンプで絶賛鬼門のサッカー漫画
テコンドーで日本代表まで行った実力を持った主人公がサッカー部に入ることになる…ということで始まるようです

その競技において天才系ではなく素人の主人公が、それでも光るものを1つ持っているってタイプの作品ですね

予告を見た時から「うわあサッカーか…」って、期待よりも心配のほうが先に立ってしまっていたせいなのか
読んでみたら意外と悪くないのかなとも思えました

最低限必要な部分は入れ込まれていて、最後に見開きも使ったピークの場面もある
ジャンプにおける伝統の手法を普通に実践していますが、割と盛り上げはしっかりしていたように感じられました

なので、第1話としてはまあいい方ではないでしょうか

後は2話目からどれくらい掘り下げていけるかということですね

作者のサッカーに対する知識はもちろん、主人公の特性がテコンドーならテコンドーに対する知識も深く必要になります
テコンドーにおける蹴りと、サッカーでボールを蹴るという行為にどの程度共通点があり、どこに相違点があるのか
それを明確に描いてくれると、「おお…」という感じで読者をよりグイッと引き込むことが可能になるのではないでしょうか

連載デビュー作ですから画力云々は言わないことにしましょう
デビュー作の画力で、いきなりヒロインを「クラス1の美人」とか作中で言わせちゃう胆力もいいとしましょう

問題は、「ゴラッソ」って単語を俺が今まで1回も聞いたことがなかったことなんですけど
これみんな普通に知ってるフレーズなのか?

超スーパーゴールという意味ってのは、たとえばスラムダンクみたいな感じなんですかね

オレって何でしょう
オレのゴラッソって意味なのか?

それとも「オーレーオレオレオレー」的な意味か?


食戟のソーマ

アリス嬢たちが十傑の誰に負けたかってのは別に描かれないのか…


十傑の席を獲りにいくことを思いついた創真への反応は三者三様でした

田所さんは安定の超動揺を見せてくれて

タクミは創真と同じく勝つ自信はありながらも、冷静にその策の実行可能性を疑って

えりな様は思いもよらなかった創真の発想に驚きを隠せないでいました


で、そこ4人でわーわー言ってても始まらないので、早速手近にいる十傑の人に話をしに行こうってことで
田所さんとタクミを審査した第二席の竜胆先輩のところに、十傑の座くださーいって相談

作戦の内容に比べて創真の態度が呑気すぎるのであるw

そして竜胆先輩のリアクションもギャグマンガ風で超軽いのである

この2人のノリは端から見てる分には楽しいですね

当事者となったらとても落ち着いてはいられないでしょうけども

創真からのかるーい提案を笑い飛ばしながら「面白いけどむりー」ってさらっと拒否した竜胆先輩
次に動くのはえりな様でした

十傑の椅子を奪取するという案を非現実的と言った口で話す代案は、自分が父に直談判すること

ここですねえ
読者からすればそれもまた創真の案と同じか、それ以上に非現実的なんですが、えりな様はそれに気づいてない

どころか、自分が頼めばひょっとしたら考え直してくれるかもしれないという発想は
自分に対する父親の情を確信していなければ生まれてこないものです

すなわち、えりな様は薊の自分に対する感情を父親としてのそれであると信じ込んでいる

これがまだ危険なところですよね

創真たちとの触れ合いを経て、薊に対して明確に異論を唱えるに至ったえりな様ですが
まだまだ本音の部分では父に対する情があることが、ここからわかります

すなわち、えりな様はまだ父親を克服することができていない

役目を放っていきなり家を飛び出したことを咎めず、家出先の極星寮でしっかりやれているのかを心配したりするくらいには「いい父親」ですが
しかし一方で、緋沙子ちゃんを突然罷免したり、出席する授業も一方的に決めつけたりするなど、明らかに「いい父親」ではない言動も存在する薊

娘が精一杯の勇気と気持ちで頼みに来たお願いを聞いても、無言で立ち去ろうとする父親
そこには親の情というより冷たさしか存在しませんね

娘の気持ちよりも自身の考えを押し通すほうを迷わず優先する冷たさです

まあ何より、幼少期の洗脳を思えば、とても「いい父親」であるとは考えられないわけですが
えりな様はその異常性に気がついていないのです

仙左衛門から薊の所業を聞かされている創真は、おそらくその異常に気づいているのでしょう
だから、直訴を無視されて泣きそうになってるえりな様の肩にそっと手を置ける


この先、どこかでえりな様が薊を克服する場面が描かれるのは間違いありません

薊の「教育」からの解放
あるいは神の舌という呪いからの解放もそこには含まれるでしょうか

それをどんな場面や展開で持ってくるかというのが目下の注目なのですが…

連隊食戟なる新設定が登場してきました

先週の創真の十傑奪取案については、タクミもツッコんでいたように食戟を仕掛けるための「対価」が創真たちには何もないことで
その実行可能性が疑わしいものとなっていました

薊に堂々宣戦布告した創真でしたが、薊もまさにその点を指摘して取り合おうとしない
当然の反応です

ここまでは予想通りで、そっからどうするのかと思っていたら、まさかの城一郎登場ときましたよ

仙左衛門と2人してわざわざ北海道までやって来たんですね
つうことは、「対価」は城一郎が用意してくれるってことになるんでしょうか

ふみ緖さんが言っていた「復讐」という言葉
薊本人が言っていた「城一郎を駄目にした料理界の救済」という言葉

どんな因縁があるのかはまださっぱりわかりませんが、間違いなく城一郎は薊の求めるものを持っています

だから城一郎が左で、薊が右に描かれている


何って、「中村ぁ」って言ってる2コマですよ

前のページのラストのコマでは、コマの右側には城一郎の背中があって、コマの左側に薊がいます

しかしページをめくると、城一郎が左側にいて、薊が右側にいる

本来であれば、このコマの配置を引き継いで薊が左側に、城一郎が右側に配された上で
「中村ぁ」と言ってるのが自然な構図でした

また、マンガの基本理論から言っても、ここでは城一郎が右であるほうが自然です

なぜなら、縦書きセリフで右から左に向かって呼んでいく形式の漫画は、左側が未来・求めるもの・行く先といった意味を持ちます
ゆえに、話しかけている城一郎が時間軸として前になる右側、話しかけられている薊が左側にいるほうが、
話しかけている言葉の向かう方向がページを読んでいく読者の視線の向きと一致するのです

然るに、ここではその逆の構図で描かれました
その意味するところは、城一郎に対する薊の感情を浮き彫りにするためではないでしょうか

つまり、薊はいまだに城一郎の影を追いかけているのだと

薊の城一郎への執着はかつて本人が言った通りです
学園に施した変革も城一郎の料理が発端であるかのようにも語っていました

すなわち、えりな様と同じように、薊もまた城一郎を憧れの料理人と思っているということ
なればこそ、薊を右側に、城一郎を左側に描くことで、薊が城一郎に対して「何かを求めている」感を醸し出したのではないかと考えられるのです

そして、そうであるならば、薊にとって重要な兵隊である十傑の椅子を賭けてもいいと思えるような報酬の用意が
城一郎であれば可能ということになります

具体的にそれがどんなものであるのかは2人の因縁がさっぱりわからないため予測もできませんが

それによって食戟が実施されるとなれば、この革命篇も佳境に差し掛かってきたということになるかもしれません


次回はとりあえず連隊食戟の説明が描かれることになるでしょう

そっから後は、空席1つと十席のえりな様を除く8枠のうち、4枠または5枠を狙う具体的なメンバーの選定
そして、2人の因縁あるいは対価としての報酬に現十傑たちがどんなことを思うか

その辺りからも話が動いていきそうな気配がありますね


左門くんはサモナー

マステマ編完結

…の前に人気投票結果発表

1位の人に主人公のトンガリ頭をプレゼントとかいう意味不明な企画があったことでどんなカオスな結果になるかと思っていましたが
順当にてっしーが1位でした

でも2位に左門くんってのが意外だったのである
そんな人気あったのかこの主人公は

そして3位にクズくんってのがもっと意外
クズなのに人気ありすぎだろww

ネビロスが4位は妥当かな?

5位に輪ちゃんも妥当な感じの気がする


…で、注目のトンガリは売約済と書かれることで執行猶予とか
続きものの最中だからって執行猶予とかやるのなら最初から発表時期ずらせよって話なんですけど
きっとわざとなんでしょうねw

メタネタ全開の勢いのままにシリーズのエピソードになる本編に移行して、でも左門くんのトンガリにはしっかり「売約済」ってずっと書かれています
芸が細かい…w

その状態でシリアスを継続できる左門くんも周りも大したもんだw


敵を倒した後には宴だなんだとギャグを全力で挟んでいける空気になっているんですが、マステマの封印シーンはしっかりシリアスを演出できていましたね
拘束された状態にも関わらず、自分が主人公と共通する性質を持っていることを高らかに宣言してみせたマステマは、
シリーズのボスとしての格を維持したまま封印されていきました

そしてその言葉を受けたてっしーの物思い
初?の本格的シリアスシリーズのエピソードとしては上々の出来と言えるでしょう


さあそれでトンガリはどうなんのというところで引き
ほんとどうすんだろうね(;^ω^)


みんなのこち亀

こち亀企画のラストを飾るのは松井先生でした

そういえば暗殺教室も今年の完結でしたっけ
マユ毛企画に参加できなかったのは松井先生的には残念だったんでしょうか

メタネタも遠慮なく入れまくって、さらにネウロまで登場するという豪華仕様は驚きでしたね
デビュー作と2作目と、どっちも20巻以上いくくらい人気を得られたからこその共演と言えるでしょう

過去2作品の主人公を使って名シーンを再現してみせるとか、なかなかに気合の入ったリスペクトです

それだけにとどまらず、パーティーでの秋元先生の様子まで入れ込んで描いてくれるとは

いや、それにしても凄いですね秋本先生
40年描き続けた作品の完結に際して、次回作はいいのが描けたとか言えるなんてマジですげえよ

作中で言われているように、達成感よりも解放感よりも次の作品への好奇心と意欲が勝ってしまうとはとてつもないことです

そのいいのが描けたっていう次回作が、みんな女主人公ばっかりってのが若干気になるんですがw
カラーページにトップレスで銃を構える美女の予告カットが映ってますけど、何これ気になるw

こち亀でも時々そういうシーンがあったりして、一部の需要を満たすことになってたようですけど
秋本先生今後はそっちの方面に力を入れてってくれるんですかね

それはちょっと期待したいかもしれないのである…


自身の過去作品キャラの共演から、名シーン再現によるこち亀リスペクト、さらには秋本先生への尊敬と畏怖まで
企画の趣旨に見事に応えた内容だったと思います

篠原先生のタッチ完全コピーや自作品とのハイブリッド具合もすげえと思いましたけど
松井先生のこの内容もとっても上手い仕上がりになってますね

すげえわ


 




レッドスプライトの打ち切りがあまりにもショックだった2016年週刊少年ジャンプ52号感想その1

2016年週刊少年ジャンプ52号感想その1

ジャンプ「買いに行く」のは今週で最後になるだろうか…


今週のアンケ順
レッドスプライト
ゆらぎ荘の幽奈さん
鬼滅の刃




レッドスプライト


はああああああああああああああああああああああっっっ!?


最終話?!

何?

何で!?

どういうこと?

どうなってんの!?


打ち切り!?


なんで?

どうして!?



いや、そりゃあ最近の順位は後ろのほうばかりでしたけど
新連載2つに終了2つと休載1つで今期はとりあえず生き延びたとか思ってたのに
その上これまで終わらせんの!?

そこまでして枠をあけるか
すでにワートリ分の1つが余ってるのに、さらにもう1個あけてギャグ読み切り2本立てとかやっちゃうのか

この作品の成長をどうして待てない編集部よ…


嗚呼…
覚悟してなかっただけにかなりのショックです

ラブラッシュの時は、唐突だったとはいえ作中で描かなければならないことをしっかり描いていたことで、
これを描ききったら終わりなんだろうなと想像することができたんですが

本作の場合はやることたくさん残ってますからね

取り戻すべきかつての仲間たちはまだ何人もいるし
すべての元凶であるエデニア国と決着もつけなきゃいけないし
フラムトの名前の伏線も、「似てる」の伏線も残ったまま

そういうのを全部放り投げて無理矢理完結させた
要するにTHE・打ち切りなんですけど、この作品はまだもうちょっと待ってほしかった…


「大将」を名乗るに足る力と器を備えた主人公のカッコよさ、彼を取り巻く境遇の過酷さ
それに怯むことなく堂々と宣戦布告なんてやってのけられる熱さ、雷髄という特殊能力の派手さ、飛空国家という新しさ
そして何よりフォールさんの美しさ、フォールさんの艶やかさ、フォールさんの淑やかさ
それからマゴニア隊服を着たフォールさんの凛々しさ、患者服に身を包んだフォールさんの色っぽさ、パーティードレスを纏ったフォールさんの麗しさ


こんなにも面白くなれる要素が揃っているんです
この先あともうちょっと待ってるだけでドッカンドッカン来たはずですよ

ワートリや鬼滅の刃に続く「センス枠」はこのマンガだと確信すらしていたのに



八頭身_頭抱え

なぜ待てなかった編集部…
この作品の可能性をどうして信じられなかった…


痛恨の極みとはまさにこのこと

前作より話数短いとか屋宜先生…
このツーアウトは痛すぎるだろ

最終ページには次回作の文字ないし、2巻の発売はやたら間あるし
何か描き下ろしでもあんのかな…


ああもうショック過ぎる
今日は1日ずっと穏やかではいられませんでしたよ

投げっぱなしで終わってるせいで、結局アルフレッドはナルビオンに残ったのかスプライト号に乗ったのかわかりませんし
共依存っつって軍事同盟結びますって大々的にやった割にはスプライト号行っちゃうのなら、ナルビオンにとっては結局エデニアを刺激しただけで状況悪化してね?って感じですし

なんという不完全燃焼でしょうか

あまりにも辛い

変わりつつあるとは言っても、まだまだということでしょうか…


ゆらぎ荘の幽奈さん

スプライトショックで動揺したのを落ち着けてくれる作品がこれでした

やってることは別に新しくも何ともなくて、ひたすら想定の範囲内だというのに
ノーストレスで読んでいけることが大きな安心感となって、穏やかさを取り戻す助けをしてくれます


今回はようやく雲雀がメインを張る回となりました

でも扉絵には千紗希ちゃんがデカデカと登場しているもんだから一瞬勘違いしたんだぜ
サブタイをよく見たら雲雀回なのに、扉絵は千紗希ちゃんが強調されているというズラシっぷり
もちろん本編の内容を見れば理解できる扉絵だったわけですが

授業風景の何気ない瞬間を切り取った扉絵は、学生読者たちには非常に馴染み深いものとして映ることでしょう
しかしその瞬間の対象となっているのが美少女とくれば、どうしても目線が離せないところですね

わざわざ少し下からのアングルにすることで、胸の存在感を出している演出
机に胸乗せてなくてよかったですw

いや、何かそうすると随分楽になるらしいじゃないですか

扉絵でそれされてなくてよかったw


起きた幽奈にコガラシくんが吹っ飛ばされているといういつもと変わらぬ朝で始まった本編
違うのは、その風景に「そんなのだめ」って思ってる人がいることですね

コガラシくんをまっとうな道に引き戻す宣言をしたものの、具体的な方法は1つしか浮かんでこない雲雀
彼女になるしか方法がないって発想になっちゃう辺り、好きになってることを認めないとかそういうのではないんですね
それどころか、周りにも隠してないのか?

千紗希ちゃんに相談してる時も、「千紗希ちゃんもコガラシくんを狙ってたりするの?」って言ってましたけども
「も」って言ってるぞ「も」って


でもそこで色気で迫ってって考えちゃうのがこのマンガらしさですね
すでに試して通用しなかった方法で再度挑戦しようとする非効率に気づいてないのである
雲雀だけでなく朧も何回もトライして、それでもコガラシくんは全く堕ちていないというのに

ていうか、引き戻そうとしてるまっとうな道と正反対な方法のような気がするのは言っちゃいけないのでしょうかw


で、こっからがサブタイ通りのたわわプロジェクトですね
ひょっとして、流行りのたわわチャレンジに乗っかった発想だったりすんのかな…?

「どーん!」という効果音がつく幽奈と狭霧と千紗希ちゃん
「どどーん!」になるのが呑子さんと千紗希ママ
わかりやすいですね

巨乳で迫られることに対しては、コガラシくんは毎朝の出来事により慣れているはずなので
雲雀の発想は実は的外れ率が高いわけなんですけども

そこは、空回りと勘違いと涙目が似合う雲雀ならではの内容ですね

話の冒頭ではコガラシくんをまっとうな道に戻すため、ってのがテーマだったはずなのに
千紗希ちゃんに相談してる時には狭霧に勝つため、っていう別の本音がテーマになってしまってます

小さい頃から何かと負け続けだった狭霧に勝つ
普通に恋心を叶える

その両方を同時に満たせるのがコガラシくんという存在なのだと

だから雲雀は必死になる
本当にやりたいことのためには、プライドは一旦脇において、ライバルと認めてる相手に頭を下げることも厭わない真っ直ぐさはとってもいいですね

これがあるから雲雀が単なる面白キャラで終わってないんですよねえ
ただ空回りするばっかりじゃなくて、ちゃんと応援したくなるところもあるから、1話の最後にでも少し報われたら読後感が段違いになるわけです

まあ今回は空回りだけで終わってしまいましたけども(;^ω^)


しかし主人公が1コマしか出てきてないのに1話成立してるってすげーなw
それも特にラッキースケベが発動したわけでもなく、単に自分の胸を揉みまくりながら歩いてるところを見られただけっていう

確かにおかしな光景ですけど、コガラシくん取り乱し過ぎな気もするのである
ひょっとして、雲雀が自分で自分を慰め…いや、励ましてるように見えたんでしょうか


…ともかく、おっぱい星人的には非常にありがたく、満足な回でした
アンケ入れるのに何の躊躇もない

次は、朧と胸に慎みがある同盟を結んだりしてみるのはどうでしょう


鬼滅の刃

センターカラーの扉絵は、折れた刀を手にそれでも立ち向かう炭治郎と、遠い追憶の中に浮かんできた七支刀…でしょうか
刃の横から出っ張ってる部分が7つあるから七支ってことかと思ったんですけど、ググったら実際にある七支刀では
出っ張ってる部分は6つなんですね

その6つと、刃自体を加えて7つって計算なのかな
とすると、この扉絵の刀は八支刀…?

吾峠先生が間違えてる可能性も、俺が間違ってる可能性も両方あるのでそれはまあいいとしましょうか

とにかく、火仕事をする彼らの家ではヒノカミ様に舞を収めるのが重大な役目としてあったわけですね
それは、家業を続けていく限り絶対に絶やせないものであったがゆえに、炭治郎にも継承されていた
「約束」に点が振られていることからすると、それ以上の理由もありそうですけども

なぜ炭治郎が継承したかと言えば、長男だからなのでしょう

長男であることを理由にした奮起が前からありましたが、ここでは別の形でそれが強調されているんですね

長男であったがために、起死回生の一手を放つことができたのだと
そんで、対峙する鬼が執着しているのは「家族」だと

とってもよく出来ております

そして兄を庇って重傷を負い、治癒のための眠りに落ちていた禰豆子ちゃんは、母の幻に諭されて覚醒する
最初に鬼化して以来、人を喰うこともなければ鬼舞辻の血を摂ることもなかったにも関わらず、強さを増した鬼が使う血鬼術を発動

母の幻は、「家族」と「絆」が力になったことの暗喩ですね
たとえばこれが違う作品で描かれていれば、「またそんな都合のいい綺麗事のお涙頂戴的な展開を…」と穿った見方になることもありえるわけですが
本作だからこそ許せるというか、ストレートに受け止められますね


それにしても、爆ぜる異能とはなかなかのカッコよさです

糸に絡められて重傷を追ったがゆえにあふれている血が、そのまま爆ぜることで敵への攻撃となり、炭治郎に絡む糸を焼き切ることで兄へのサポートになる
さらには刀の威力までも加速させる力は、まさしく兄のために目覚めたと言ってもいいくらいでしょう

今この場において炭治郎のために何ができるかを追求した結果の異能ということになるでしょうか

いや、鬼の異能の目覚め方がどういうものなのかはわかりませんけども


しかし、ナレーションで解説されちゃったのは少しだけ空気を壊した気もしますね
タイマンの戦闘ですから他に解説役がいるわけもなく、目覚めた禰豆子ちゃんの異能とそれが及ぼした影響を読者に説明するには
他にやり方がなかったというのもわからないではないんですが

もったいないっちゃもったいないですね

主人公の逆転劇、妹の新能力発動っていうテンション爆上げ展開なのに、ナレーションの存在が冷静さを誘導するように仕向けている気がします

おかげで、炭治郎の「俺と禰豆子の絆は誰にも引き裂けない!」って決め台詞がちょっと白けたかなーって
母の幻による覚醒にはご都合感はあんまりなかったのに、この決め台詞にはちょっとダサさを感じてしまいました

「お前なんかに禰豆子は絶対渡さない!」くらいでよかったかなって


禰豆子ちゃんの助けがあったとは言え、最下級の癸である炭治郎が十二鬼月の1人を斬りました
これはひょっとしてランクが上がる可能性があるんじゃないですかね

1つか2つくらいは上がってもいいんじゃないでしょうか
そのランクの説明の時に、一緒に柱のことも説明される、と
富岡義勇はその説明役になるか?

そんで善逸はどうなった?


 




高木さんはどこまで可愛らしくなるというのか… 『からかい上手の高木さん』第4巻

からかい上手の高木さん4巻

からかい上手の高木さん 第4巻

見てるだけでほっこりできるからかい系コメディの第4巻です

4巻になっても作劇の基本は全然変わることなく、付き合ってるようで付き合ってない高木さんと西片くんの甘々な日常が描かれます

3巻を読んだ時には何となく物足りなさを感じていましたが、
この4巻ではむしろ高木さんの可愛らしさのほうが勝っていた気がしました

基本的に足踏み状態なのは変わりませんが、しかし今巻はまるで進展したかのように見えるシーンもありました

とうとうケータイを買ってもらった西片くんが、葛藤の末に高木さんとメアドを交換したり
西片くんの部屋に高木さんがやって来たり
高木さんが笑顔でピースしてる写真が西片くんのケータイに保存されていたり

もちろん付き合うとか付き合わないとかそうした「明確なもの」が存在することはありませんが、
それでも普通のラブコメなら明らかに恋人っぽい感じのする出来事が重ねられているんですね

メアドを聞くくらいは大したことではないでしょうが、部屋にお呼ばれしたり、笑顔の写真が保存されていたりすることは
作中でもすっかりそういう関係として見られている2人の間柄を一層確定させる要素となるものでした

もちろん実際の関係はまだまだ高木さんからの小悪魔的片想い状態なのですが、西片くんも西片くんで高木さんを意識しまくってることは明白
2人の関係が本当に次の段階に進むのは時間の問題なのだろうと思いつつ、その時間がなかなか進まないのが日常系作品の特徴なのだと感じております

作中でもしっかり時間が進んでいくとなると、遅くとも進路の話題が本格化する辺りでは2人の関係も変化せざるを得なくなっていくのでしょうけども
実際にはそういうことはないんでしょうね


それと今巻の特徴として挙げなければならないことがもう1つあります

何かね
高木さんがやたら可愛く描かれていた気がするんですよ

いやこれは俺の気のせいとかではないはずです

今までに比べて高木さんがやたらと可愛く描かれているというかそう見えるというか



これとかね

高木さん4-1





これとかね

高木さん4-2





何だろう
なんかすごく妙に可愛らしいのである

色気があるというか
大人っぽさまで感じるような


特にやべえと思ったのはこれでした

高木さん4-3



これ超可愛くね?


何というか、水道の涼しさと高木さんのすらっとしたスタイルともあいまって、ものすごく抱きしめたい衝動に駆られるのです

上手く説明できる気がしないんですが、すごく可愛い女の子らしさにあふれているんですよ、このカットは
見てるだけでキューンと来てしまうような…

今までは基本的に高木さんの言動が可愛いというところで話が進んできたように思います
好きな人をからかうというまるで小学生男子みたいな行動を取りつつ、
それによって好きな人と一緒にいる時間を増やしたい、好きな人に自分を意識させたいという乙女心が垣間見えるのがとっても可愛く感じられたんですね

しかしこの4巻では、そうした行動と内面が窺えることにくわえて、高木さんの見た目や表情と言った部分にもかなりの破壊力が伴っていました

俺が一番やられたのがさっきの3枚目です
同じ場面を別の角度から描いてる表紙の高木さんも捨て難いですが、俺はこっちのが好きですわ


こんな高木さんの姿を描けるようになったのは、単に山本先生の画力が上がったとかそういうことなんでしょうか

これは次巻の高木さんにも期待したいのである…




[タグ] ラブコメ




磯部磯兵衛が実にそれっぽい内容だった2016年週刊少年ジャンプ51号感想その2

2016年週刊少年ジャンプ51号感想その2

昨日のソーマ感想で燃え尽きたのか、その2でこんなに苦戦したのは初めてかもしれん…
おかげで何か珍しいラインナップ


・新連載 デモンズプラン
・ゆらぎ荘の幽奈さん
・背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~
・磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~
・トリコ



新連載 デモンズプラン 岡本喜道

来週の新連載もそうですけど、何やらこのところの新連載作品は
カタカナ率が高いですね

ラブラッシュもレッドスプライトもネバランもナンバーワンもアマルガムも含めて

で、カタカナタイトルの長期作品だったトリコが終わった、と

タイトル打ちやすいのは非常に助かりますな


内容は、何となくアマルガムと似てる印象を受けました
主人公が人外へと変化する過程を描くとともに、何かを取り戻そうとすることになる物語の始まり

シリアスを基本として、バトルにも知能戦にも対応可能な形式といいますか
コメディは少なめで、基本重たい雰囲気ばっかりなんでしょうねえ

でも構成が上手かったので、割りと好印象な感じもあったり
タイトルになっている「デモンズプラン」なるアイテムが早速登場してくるのは、その真贋を読者に警戒させることになるものです

回想で何か奇跡的な場面を見せられても、やってるのが金持ちって時点で胡散臭さが消えることはなく

しかし主人公たち視点で、それが一応本物であるとの前提のもと話が進んでいくために
読者も少し騙されそうになったところにあっさりネタばらし

そこで「あーあやっぱり」となったところで畳み掛けるように、「実は誰も知らない本物がありました」という流れ

デモンズプランというアイテムの意外性と秘密性を演出するのに、結構上手い方法だったのではないでしょうか

それ以外にも、1話として必要な部分を余すところなく盛り込めているのもポイント高いですね

主人公の行動理由とそれに対する思い入れ、手に入れる特殊性とそのことが持つ意味
本当に「第1話」らしい内容になっていたと思います

少なくとも、今までのジャンプでよく見てきたような「打ち切り感満載の新連載」とは明らかに違う感じですね

ヒロインが今のところ全く存在してないのが気になりますが、まあ2話目を待ってみることにしましょうか


ゆらぎ荘の幽奈さん

やっぱり正ヒロインは幽奈であるというお話

なぜって、物語が始まって以来、いまだに誰のことも好きになったりしていないコガラシくんが
それでも「こいつのために何かしてやりたい」と強く思うのは、やっぱり幽奈だったということだからですね

もともと最初に「俺がお前を幸せにしてやる」なんてプロポーズめいたセリフを言っちゃってましたけど
初めからずっと、コガラシくんが誰より気にかけているのは幽奈のことなんですよね

今回の話はそれを如実に示したものと言えるでしょう

せっかく転校してきたのに全然メイン回が描かれない雲雀が悲しいのである

全く掘り下げられていない…
いいのかそれで(;^ω^)


背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~

主人公不在のままこんだけ長くシリーズ続けるってのも珍しい気がするな…

スタンダードダンスが終わって、次はラテンってことで八巻パイセンと秋子先輩の2人が踊るわけですが

前回の引きで下位で通過してた原因が明かされる形で今回の話が描かれました

全然息が合ってない上に、フロアの外でさえも反発し合ってるという有様を見せられたら
そりゃあ点数なんかあげられないですね

審査員視点で語られると「確かに」って思えてくるから不思議です
「あーもうそういうの見せるなって!」とか、マジで頷いてしまいます

一次が終わった控室でも完全に喧嘩腰な2人
とりあえず周りの迷惑というか、周りの目くらいは意識して欲しいところですが、まあせっかくの覚醒フラグですからね


「まだまだこんなもんじゃねえ」とお互いに思いながら踊り合うことで、ほんの一瞬絶妙なシンクロが生まれるという展開
審査員がその刹那のインパクトを感じ取って、快感さえ覚えているかのような感じになってるのが凄いですね

大ゴマを惜しげもなく使うことで、踊りのダイナミックさとパワフルさを描き出しつつ、
対峙する2人の息の合い方を感じさせる

大ゴマが多いことでどうしても1話の進み具合は遅くなってしまっていますが、その分の密度と濃度はあるようです

衝突することによってさらなる高みへと昇ろうとしている2人の姿は、
踊りながら喧嘩したことで違う印象を抱かせた先の部長とリオ先輩の先を行くパターンと考えられるでしょうか

沙羅さんが「フロアの上でだけは従う」と思っていたチャンピオン組とは正反対のカップルとなりますが、
咲本さんはこれにどう応じるんでしょうか


磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~

百万石の大名だったとは信じられないくらいのアホっぷりとぐだぐだっぷり

うむ
これですね
これでこそ磯兵衛ですね

今まで信じていたアゴヒジ観とか、ヒジを一旦異次元に飛ばせばいいとか、アゴにつけるために全て捨てたとか
やってることはわけがわからないのに、何故かスピード感のあるこの展開

特に母上の能力使用は予想通りだったおかげで逆に吹くというギャグマンガにおける高度な現象を誘発してくれました

母上はできるんだろうなあとか思ったんですよ
思ったら早速出てきて、「つくに決まってるじゃない」とかあっさり言ってのけて、実演してくれたら能力発動してるという

絵面の意味不明さがすごく好きですわw


トリコ

まあ何となくせっかくなので最後くらい触れておきましょうかね

連載が始まった最初こそ、しまぶーがジャンプに帰ってきたっつって盛り上がりましたけども
途中からもうすっかりついていけなくなっておりました

インフレに継ぐインフレ、設定に継ぐ設定の嵐は、一昔前のジャンプマンガを見ているかのようで、
この作品の完結はある意味世代的なものの終わりっぽかったりするのかなあとか思ったり

バトルマンガで避けられない宿命となるインフレですが、最近の作品ではそれでもできるだけ避けようとしていますね
インフレを産んだ最大の原因が捕獲レベルという形で強さを数値にしてしまったことにあるのは明白なので、
実力を数値化しないことがまずインフレ回避の前提となっています

設定の嵐に至っては、もう何がなんだかわからなくなっていました
おかげでコミックス買うのを途中で止めた程です

「食」とか「グルメ」とかをつければ何でもいいぐらいの単語使用は、かなり理解のハードルを上げてくれていましたからね

最終回でもグルメなんたらがいくつも登場して、もう開き直ってんのか?ってレベル


ともあれ、8年以上の連載を大団円まで描き切ったことは非常に凄いことだと思います
お疲れ様でしたしまぶー先生


次は最強ジャンプに読み切りが載るみたいですが、しまぶーのタッチの女子に色気がさっぱりないことを考えると
もっと低年齢向けの作品のが合ってるかもしれませんね


 




食戟のソーマの感想が超長くなった2016年週刊少年ジャンプ51号感想その1

2016年週刊少年ジャンプ51号感想その1

葦原先生お大事に…


今週のアンケ順
レッドスプライト
鬼滅の刃
食戟のソーマ




レッドスプライト

遺灰兵士というのがどういう奴なのか期待通り説明されたわけですが…

今いちよくわからんような…?

ブラックバーンってのが今戦ってる遺灰兵士なんだよな?
そんで、古の兵士ってことはこいつは死んでるんだよな?
だけど、雷髄人間たちの電磁力を帯びた遺灰を纏うことで蘇ってる?ってことなのか?

何となく腑に落ちないんですけどこういう理解でいいのかな?
ちゃんとわかってる人がいたら、も少し噛み砕いた説明が欲しいかもしれない…


まあ設定はどうあれ、タツの建国宣言時にラスボスの周りにいた兵士たちの1人ということで間違いないのでしょう
あの時のタツの動きを捉えていたという奴らですね

その実力はタツもアルフレッドも圧倒されるほどでした

これは危機的になってきましたね

これまで、タツの高い戦闘力と作戦立案能力で窮地を凌いできた彼らでしたが
真正面から挑んでタツが敵わない相手というのは初めての遭遇です

その上スプライト号にまで一瞬で侵入されてしまうというのはかなりの衝撃でした
出力は規格外でも戦闘はできないモノは一瞬で捕らえられて、船から捨てられる

もちろんそれをタツが見捨てるはずはありませんが、どうやって戦うのかと思ったら

モノの電力とアルフレッドの磁力を2本の剣に帯びさせて、敵の体を覆う遺灰を除去していくとはやるじゃないですか

これはなかなか上手い共闘だと思いましたよ

しかしそれで終わることなく、アルフレッドのお膳立てからのモノの超一発

再会したばっかの時はあんなにぎこちなかったアルフレッドとタツが見事に連携してるじゃないですか
モノとだって顔は合わせづらかったでしょうに、すっかり普通に名前を呼んでるじゃないですか

単なる友達ではなく、一緒に戦える仲間として

6年の月日は彼らの関係をそんな風に変えたと見ることが出来ますかね

それも全てはタツの決意と決起にあるでしょう
だからこそ、モノもアルフレッドもタツに自分の力を託した

スプライト号の国民たちだって、タツが戻ってきたのを「大将!」と叫んで希望を抱いた

その期待に応えるように、しっかり策を練っていた大将

3人全員で力の限りを尽くしている姿の何と美しいことでしょう
いやこれはちょっとテンション上がりましたわ…


最初の一発があんまり効いてない?っぽいことからすると、超一発もどこまで通じるのかは未知数ですが
遺灰兵士1人と戦うのに3人がかりでやっと、というパワーバランスは結構な危機感ですね


そして前回は登場してくれなかったフォールさんは、今回は武器が壊されたのを「キャッ!」なんて言って
とってもかよわい感じになっておられました

その女の子ポーズ、緊張感があんまりないんですけどw


鬼滅の刃

今週の扉は、誰かの後ろ姿
炭治郎と同じ羽織だから、鱗滝さんとかその辺なのかなーと思いましたが、全然違ってました

本編は、十二鬼月という敵からの衝撃の告白を完全にスルーしたところから始まりました

え、いいのそれで?
1話分の引きにするくらいの衝撃ネタとして描いたはずだったのに、それへの主人公のリアクションとかないの?

特に、炭治郎はあの父親の方を十二鬼月と思っていたはずなのに、そうじゃなくて目の前のこいつだったってことには
少なからず驚いたりしていいと思うんですけども

テンポ悪くなるかな?

むしろ、炭治郎はそんなことより禰豆子ちゃんを守ろうとすることに全力をあげてるから、いちいち驚いたりしてる場合じゃないということでしょうか

圧倒的強さを持っていて、かつ禰豆子ちゃんを欲しがるという絶対に受け入れられないことを言い出す敵を前にして
どうやって凌ぐか、どうやって倒すか、頭の中はもうすっかりそればっかりになってることで、
十二鬼月だからとか今さらもうどうでもいいって感じなんでしょうか

しかし、圧倒的速さの前に、禰豆子ちゃんはあっさりと腕の中から奪われる
その上躾と称して糸でかんじがらめにされて、さらなる傷を負わされる

家族にすると言いつつ、どこまでも暴力による恐怖支配をしようとする累
その歪みもですが、何よりもその対象が禰豆子ちゃんであることが炭治郎の激情を誘う

しかしここでその激情に身を任せないから、炭治郎って主人公は見ていて安心できるんですよね

怒りに我を忘れても、相手に勝てるわけじゃない
冷静を手放さず、集中して、整える
それこそが今自分にできる最良で最善の方法、そして最大の効果を得られる方法

内に激情を確かに抱えながら、しかし理性を決して失わない姿は、どこまでも応援したくなってくる主人公ですね


しかし実力差は圧倒的
ようやく糸を斬れたと思ったらさらに強度を上げられる

そして糸にやられようとする刹那の走馬灯に浮かんできたのは父親の顔でした


父の名は炭十郎と言ってましたね
ヒノカミ様になりきれとは一体どういうアドバイスなのでしょう

炭治郎の刀を打ってくれた人は、炭治郎を見て「赫灼の子」と呼んでいました
火仕事をする家には縁起がいい子供だと

ヒノカミ様というのはその火仕事に関係するものですかね
普通に考えれば火の神ということなんでしょうけども

刀が折れていることと合わせて考えると、これは来週センターカラーで主人公の覚醒展開か?


食戟のソーマ

えりな様の三次試験とかいう合格決定済みの場面から始まる今回

いや、これも微妙なところなんですけどね
進級試験前に薊がやったっていう特別授業を受けてないのはえりな様も同じですが
えりな様が不合格になることはないという矛盾がそこにはあります

そこでえりな様はいったいどんな品を出してんのかなーってのは地味に気になってたりして
とりあえず余計な不正はなされないところで、機関に賛同する他の一般生徒と同じ課題に臨んで、
一応そこそこの品を作ってるんでしょうか

1次で薊の特別授業が課題と関係してた時はどんなの作ったんでしょうね

ていうか今回の冒頭は、あのクソ講師陣がまだいたってことの方に驚いたんですけど
あんな醜態晒しといてこいつらまだいんの?
「えりな様合格!」とかどの面下げて言ってんの?

こいつらをまだクビにしてないってのはセントラルの人員管理能力を疑うぞ


自分の試験が終わったえりな様は、そのまま創真の元へ走り出しました
もちろん暫定九席と対決したその勝負の行方が気になって仕方なかったからですね
そして同時に他のメンツの試験結果も


呼吸も髪も乱してやってきたえりな様がやたら可愛いのである
こんな素の表情を見せてくれるとは、感慨深いですねえ

まず一番近いところで結果のわかった創真の試験に、安堵するえりな様
デフォルメコマ3連発がえらく可愛いじゃねえか…

ていうかあのホッとした感じって田所さんで見たことがあるような


乱れた髪を直したら、強がり&偉そうという通常運転になったえりな様
走り出す前、調理中に髪をまとめてたゴムを外す必要は別になかったんじゃないかと思ったんですけど、
髪の状態によって心理をわかりやすく描こうとした演出の一環ということですかね

ただし、その強がりも、薊の側近が現れるまで

負けた葉山の退学処分とともに、分岐ルート先で緋沙子ちゃんもアリス嬢も全員が全員試験不合格となった事実を聞かされて愕然としてしまいました

予想はしていましたが、アリス嬢も及ばないとは…
相手は誰だったんでしょう
叡山とかだったら何か勝てそうなイメージあるんですけども

3年生が相手したんですかねえ

アリス嬢も黒木場も負けて、極星メンバーももちろん負けた
描かれる負け姿で女子がみんな脱がされたり剥かれたりしてるのは読者サービスの一環なんでしょうか
何か素直に喜べない読者サービスだな

全裸の吉野さんと榊さんの後ろにメガネが浮いてるのはもしかして丸井くん…?
燃え尽きて本体だけになってしまったのか…?

緋沙子ちゃんもアリス嬢も、さらには、ある意味この試験のおかげで和解できた肉魅までも不合格となってしまった事実にショックを隠せないえりな様
そこに竜胆先輩が不敵な笑みとともに現れて、えりな様はさらに追い詰められる

衝撃っていうか、もはや引きつった絶望的な顔で別室へと再度走り出しましたが
この時のえりな様の心情には、友達を失うことへの恐怖が渦巻いていたと解釈できるでしょうか

創真やタクミたちももちろん薊に対抗する仲間の1人として思っているんでしょうけども

秘書として長年連れ添ってきた緋沙子ちゃんや、一時は反目し合いながらも実は従姉妹として仲良くしたいと思っていたアリス嬢
さらに、一方的に見限った自分を憎んだりすることなく、未だに憧れと尊敬を持って接してくれる肉魅

緋沙子ちゃん以外に初めて心を許して話ができるような「女友達」を失いそうになっていることを恐れているのだと考えられます

そして、その友達の最たる存在が他でもない田所さん

スタジエールで一緒になって、実力を認めた相手
お気に入りの漫画を貸してくれた相手
気取らず飾らずで話ができる相手

緋沙子ちゃんも「えりな様を頼む」と信じて託せる相手


秘書としての立場の緋沙子ちゃんは、えりな様を立てることを基本姿勢とします
「後ろじゃなくて隣に立って歩けるようになればいい」と創真に言われたとは言え、基本的にはえりな様を一歩下がって支えようとするわけですね

従姉妹であるアリス嬢は、友達というより小憎らしいライバルと言ったほうが近いでしょうか
血縁があるからって家族というほどには過ごした時間は長くないですからね

肉魅もまた、えりな様を下から支えようとする立場をとっています
創真との食戟に負けたことで一方的に見限られた彼女ですが、それを別に恨むでもなく、自分と同じお嬢様という立場を凛とこなす姿に憧れと尊敬を抱いていたのだと

こうしてみると、えりな様の周囲にいる女子たちの中では田所さんがえりな様の「友達」として最も似合ってるんですよね

あ、あと肩こりという同じ悩みを抱えている榊さんもでしょうか

そんな彼女たちが全員退学となったことを知った直後に、田所さんの試験結果を持ってきた竜胆先輩は
えりな様にとっては最悪のタイミングの登場だったのです

分岐した先で緋沙子ちゃんもアリス嬢も肉魅も負けてしまった
その現実に押しつぶされそうになっているところに、すぐ近くで試験に臨んでいたもう1組には一番友達になれそうな田所さんがいた

「うそ……うそよ………!!」という心の叫びは、田所さんまでも失ってしまうかもしれないことへの絶望的恐怖ですよね

そのえりな様の悲痛さが際立てば際立つほどに、十傑第二席の課題をあっさりクリアしてしまったという田所さんとタクミのおかしな空気感が強調される

違う意味で呆然としてた2人は、とにかく作った品が竜胆先輩に「うまい!」と言わせたことで合格になっていました
おお…栗うさぎさんの予想がドンピシャじゃないか…すげえ(;^ω^)

拍子抜けな感じもありつつ、創真とともに田所さんとタクミも三次試験合格となりました

でも試験まだ続くのか…
曲がりなりにも十傑の課題をクリアしたんならもう進級でよくね?って感じがするんですけども

全部で試験は6つくらいとか言ってましたっけ
じゃあこの後は何だ
今回とは違う十傑との勝負か?


…ていう予想も意識されてるんですかねえ創真のあの発想は

仲間たちが全員負けてしまった事実はショックだが、1次2次のような不正があったわけではなく
正面から挑んで、結果負けたというのが事実
ならば、誰を責められるはずもないというのが創真の見解でした

理屈としてはそうでも、感情的には到底承服できないこの結末
しかしどうすればいいかなんて浮かんでくるわけもない…こともないのが主人公でした

事実は事実として受け止めなければならないが、そのままにしておく気もさらさらなかった創真
じゃあ何をどうするというところで、とうとう「そこ」に踏み込んでしまいました

自分たちで十傑の過半数を獲ればいい、と

これはかなり思い切った展開ですねえ

ちょっと前の附田先生のつぶやきは、ひょっとしたらこの展開のことを指しているんでしょうか
なぜって、この最後のコマ、ものすごく光に照らされてるんですよ

「闇を抜けた」って、すごく光に照らされてるこのコマのことだとしたらすごく象徴的じゃないですか

十傑という存在に対してはずっと好戦的だった創真が、ついに彼らの椅子を奪うことを決めた
今までは単純に強い奴と当たってみたいという好奇心ばかりが先行していましたが、今回の場合は明確に違っています

この遠月革命篇というシリーズは、創真たちの中の誰かが十傑入りすることになる展開を迎えるんじゃないかとだいぶ前に予想を立てていました
葉山が暫定九席として現れたことでその予想は当たっていたかのように思っていたんですけども、これはそれだけでは収まらなさそうな感じです

具体的にどの席次を狙うかとか、代償の用意はとかはまだ次回以降となるんでしょうけども、さあこれは面白くなってきましたよ

現在反逆者たちの中にいる十傑は、第十席のえりな様1人
過半数というなら全部で6人分の椅子を奪わなければなりませんが、それはえりな様以外であと5人を倒さなければならないことになります

その5人を誰に決めるか、ですね

1つは、暫定九席だった葉山が退学なることによる空席でしょう
すなわち九席の椅子

あと4つ

倒しやすそうなのは、葉山とともに暫定メンバーとして加わった2人でしょうか
何年生なのか、どの席次についているのかもまだわかりませんが、元からいた顔ぶれよりは勝てそうな雰囲気があります

これであと2つ

残りは元々のメンバーですよね
創真に1度は敗れた叡山を含めて、六席紀ノ国先輩、五席斎藤先輩、四席もも先輩、二席竜胆先輩に一席司先輩

…あれ、無理じゃね?
何か無理っぽいふいんきが

ていうか、葉山がいなくなる空席も含めて、3つは元は一色先輩と久我先輩と女木島先輩の椅子なんですよね
じゃあ彼らに戻ってきてもらうほうが早くね?

創真たちが何とか策を仕込んで席次を賭けた食戟を挑めることになったのなら、追放された3人にも出張ってきてもらうほうが確率上がりそうなんですけど
久我先輩は明確に反機関ですし、一色先輩だって寮生たちがむざむざ退学処分にされるのを黙って見てたりはしないでしょう
ていうか寮生たちに何か助け舟出すつもりで出かけてたんでしょうし
包丁持ってね

女木島先輩は…まだよくわかりませんが


で、すったもんだの挙句にほんとに創真たちの中から6人も十傑入りするとしたら誰になるんでしょう

たとえばえりな様を筆頭に、アリス嬢やタクミ、緋沙子ちゃんは確実でしょうか
…あ、一応学籍がある人の中で考えなきゃいけないのか

じゃあタクミと田所さんと創真と…って他にいねーじゃねーか!

そこでえりな様以外の3人ともが十傑に入れたとして、まだ4人だけなんですね
過半数取るにはあと2人足りない

そこに一色先輩と久我先輩か?


…いや、この予想はまだ気が早すぎるな(;^ω^)


あとですねえー
竜胆先輩が気になるんですよねえ

創真に負けた葉山は、薊の指示を完遂できなかったとして退学処分となるらしいですけど
竜胆先輩だって同じことしてるんですよね

自分との勝負じゃなく、テーマは何か知りませんが、とにかく美味いのを作れという課題を示して
猫目と八重歯で「うまい!」っつって普通に合格にしちゃいました

これは葉山と何が違うんでしょう…

薊側近から退学を言い渡された葉山に対して、竜胆先輩の方はその側近から呆れられるだけで済んでるようです

基本的に好きなようにやるというのが彼女の価値観なんでしょうけども、それにしたって自由です

薊からの処分を恐れていないのか、あるいは薊から処分を課されることがないのか
薊に必ずしも従わないのなら、なぜ薊総帥擁立に賛同したのか

創真たちが十傑の椅子を狙うなら、今の十傑たちが何を思って薊に賛同・協力しているのかも描かれることになる気がします
場合によっては説得翻意もあり得る…か?

ただし、そこにはもう1つ別の可能性も想定しておかなければならないでしょう

薊を新総帥として擁立させた「十傑過半数が望むことはそのまま学園の総意となる」との十傑評議会権限条項
これを薊がそのままにしているかどうか、ということなんですよ

自分を新総帥に任命させたこの条項は、同じ方法で自分を追放することができることも薊は理解しているはずです
それを分かってなかったら単なるバカです

ならば、総帥着任後にその権限を抹消または空洞化している可能性は充分あるのではないでしょうか
十傑たちがそれに賛同するのかと言えば微妙なところですが、総帥の権限でこっそり条項を変更することが可能だったりすれば、
それは薊を追放する方法が1つなくなったことを意味します

同時に創真の発想も直接的には意味を成さないことになるわけですが、果たしてどうでしょうか


何かいつにも増して長くなってますけどもう1つ

創真たちが十傑入りするとすれば、それは物語構造上かなりの変化と言えます

なぜなら、創真という主人公はいつも挑戦者であったからです

学園における出自からして特殊である創真は、最初から常に好奇の目に晒されて、不利な勝負に挑まされて、
それを跳ね除けることでこれまで成長してきました

えりな様からの編入試験もそうですし、肉魅との丼勝負もそうでした
地獄の合宿では卒業生に挑み、不慣れな食事形式に挑み、
選抜でも葉山という天才に挑み、食の眷属の1人アリス嬢に挑み、自分自身のコピーにも挑みました

スタジエールでも未知のフランス料理の技法を修得するために寝る間も惜しんで特訓に明け暮れて

創真は常に、格上の相手に、未知という存在に、挑戦し続けてきたわけです

そこに本作の少年マンガらしい熱さがあるとも言えるわけですが、さあそこで創真が十傑の1人となるというのがどういう意味を持つかですよ

十傑となれば、他の一般学生は全員格下です
たとえば今の2年生十傑が非十傑の3年生に対してどう思ってるかというのはよくわかりませんが、
十傑がただの上級生を相手にして勝ったところでそれほど凄いとも思われないでしょう

ならば、自分より上の席次を狙うことになるのが必然

それは、挑む相手がかなり限定されてしまうことを意味します
たとえばもしも創真が七席とかになろうものなら、それ以降の挑戦対象はもう上の6人しかいなくなるわけです

技術的な未知に挑むことはそれでも可能でしょうけども、やはり最も映えるのは対人における挑戦だとするならば、
その挑戦の幅が限定されてしまうことになるのは物語上大きな構造の変化だと言えるのです

そうなった場合、その幅を維持するためにはもはや学園の外にも対戦相手を求めなければなりません
たとえば卒業生
四宮や堂島先輩をはじめとするような卒業生を相手に、創真が好き勝手やりたがる展開とかですね

あるいは世界
国内だけにとどまらず、フランス料理でも中華でも、その本場に行っての挑戦です


ただそこまでやろうとすると壮大になりすぎるというか、話の軸が分けわからないことにもなりそうなのであれですが

ともかく、常に挑戦者であった創真が、むしろ挑戦を受ける側とも言える十傑入りするというのは
物語の構造としては非常に大きな変化であることは間違いないでしょう


…さて、今回妄想がたくましくなったあまりに、1話の感想としては超長くなりましたけど如何だったでしょうか
皆さんの容赦ないツッコミをお待ちしております


 




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